2026年の方向性/観光 × AI化

新年明けましておめでとうございます。悠悠北海道の高橋です。新春1月号のテーマは「2026年の方向性/観光 × AI化 Vol.161」です。
(*本メールマガジンは、悠悠北海道のクライアント様向けに毎月お届けしている報告兼情報発信です)

今回のメールマガジンでは、北海道を訪れるインバウンドに関する最新の傾向と、観光分野に押し寄せる生成AIの波についてまとめます。ぜひ参考にしてください。

■生成AIの方向性
今年から本格的に「観光 × AI化」が進み始めています。特に重要なのは、生成AIが作る文章の参考元として、自社サイトが選ばれるかどうかという点です。

旅行者が旅前に生成AIへ「地名・業種・サービス」などを尋ねたとき、 自社サイトの情報が回答に引用されるかどうかが勝負になります。 生成AIは、利用者のプロンプト(指示)に応じて最適な情報源を探しに行くためです。

インバウンド対策では、生成AIが各国のサーバを参照するため、 海外基準に合った情報発信ができているかが問われます。 日本のAIサービスは世界的に遅れ気味であることも認識すべきポイントです。
「本社の指示がないから動けない」では遅れます。 旅行者が求めているのは、まさに北海道の最新情報だからです。

■生成AIの仕組み(簡単に)
これまでGoogle検索では、上位表示のためにタイトルやキーワードなどのSEO対策が中心でした。 しかし昨年夏頃から日本でも、キーワード検索をしても Googleの生成AI(Gemini/ジェミニ)が先に回答を表示する仕様に変わりました。

つまり、利用者が意識しないうちに、生成AIを使った検索が主流になりつつあるということです。 Googleの世界シェアは約9割。情報発信者にとっては非常に大きな変化です。

■問題の本質:生成AIは何を参考にしているのか?
生成AIは、質問者のプロンプトに応じて複数の関連サイトを参照し、文章を生成します。 そのため、

自社サイトが「生成AIの参考サイト」として認識されるかどうかが極めて重要です。

これがいわゆる GEO(Generative Engine Optimization:生成エンジン最適化)であり、 生成AIの回答に自社コンテンツが引用されやすくなることで、マーケティング上の大きなメリットが生まれます。

■日本と世界のAI利用率の差
世界の生成AI利用率(一部を除き総務省調査)

 ・インドで92%
 ・中東諸国で87%
 ・中国で81.2%
 ・北米で68.8%
 ・韓国で67.3%
 ・ドイツで59.2%
 ・世界平均は72%
 対して日本は26.7%と極めて低い状況です。

すでに、海外の旅行者は旅まえの計画に生成AIを活用しており
GEO効果のないサイトは選ばれなくなる可能性が高まっています。

■生成AI時代に「落第」するサイト
 ・情報の正確性に根拠のないサイト(個人SNS、個人Blog)
 ・加工情報のサイト(ショート動画、写真加工、なりすまし)
 ・更新されていない古いサイト

■AI対策への疑問
 ・今のWEBのままで良いのか?
   7割のサイトは適してないと言われています
 ・自動翻訳サイトで大丈夫か?
   固定URLを持つSEOに対応する自動翻訳サイト以外は厳しい
 ・SNSに頼っていて大丈夫か?
   SNSの信用性の点で参考サイトとしては厳しい
 ・インフルエンサー依存で良いか?
   SNS使用であれば厳しい
 ・OTA依存は続けて良いのか?(ホテル/交通/グルメ/体験観光)
   OTAは多数の中からジャンル別に競って選べるサービスのため、参考サイトとしては厳しい

これらはすぐに答えが出るテーマではなく、今まさに議論が始まった段階です。

■GEO効果の観光サイト
例えば、「札幌の免税店は?」とGeminiに尋ねると、悠悠北海道の免税特集が引用され始めています。日本語だけではなく、世界の16サーバでも同様の動きがみられます。
「北海道の観光情報、北海道のデジタルマップ(オンラインマップ)、最寄りの空港からの交通手段」など、これまでの海外SEO対策がGEO効果につながっている可能性も研究中です。

■2026年の重要テーマ
「生成AI最適化(GEO)」に加えて、以下のテーマも重要です。

 ・一人旅の急増
 ・体験型観光の北海道上陸
 ・宿泊税の開始
 ・免税制度の改定
 ・来道する外国勢勢力

AIについてはシステム的には、段階的にチャット→RAG→AGENTと進化する中で、LLM(Large Language Models/大規模言語モデル)の開発をどのように観光に活かすのかが重要になります。
しかしすでにインバウンド旅行者は、 Google Gemini と OpenAI ChatGPT の両方を使って旅を計画しています。 対策は必須です。

これからの観光情報は、生成AIに引用・参照されることが価値になる時代です。北海道の観光現場の情報を、悠悠北海道LPを使って連携させることで、全国に先駆けた生成AIの取り組みができるはずです。

今月もどうぞよろしくお付き合いください。 悠悠北海道(高橋) 


2026年1月のTaka’s Log 「2026年の方向性/観光 × AI化」

 1、生成AI最適化(GEO)の実績(速報)
 2、一人旅は孤独ではない(スマホアプリと共にある旅へ)
 3、イベント・祭りを世界発信しよう 悠悠北海道無料企画
 4、有望市場対策(国、街)
 5、12月の悠悠北海道データ


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2026.1.8
シーダースコミュニケーションズ株式会社

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